2012年6月28日
「一期一会」という言葉の意味は誰でも知っていると思います。
あまりに一般的過ぎて、相当になんでもないような言葉であるように見受けられます。おそらくそのとおりでしょうが、後生楽な私などでも、ときどきこの言葉を考えることがあります。
結論だけ言いますと、恒常的につきあう群以外の人たちに対して、あまりに冷たいのではないかということですが、例えば反対側の道を歩くサラリーマンのおじさんを、ある種人間としてみていない共同体感覚の無さ、そういったことです。
水は濡れているのと同様に、当たり前の事実としてあるはすなのに、それを意識しないがために驚くようなことをいともたやすく行ってしまう。
出会いというものが、決して良いことばかりではないというのは当然ではあります。しかし、一生に一度会うかどうかという人なのですから、その奇跡の大きさに比べれば、大抵のことはささいなことでしょう。
一人のお客様との出会いも、実はこれが最後かもしれない。そう思えばこそ、一人ひとりにその時できる一生懸命のおもてなしをしなければならないのだろうと感じます。
だいぶぼかした言い方になってしまいましたが、つまり出会いの大切さを知ればこそ、人にやさしくもなれますという程度のお話でした。
「一期一会」
一般には、一生に一度だけの機会のことを指しますが、もともとは茶会の心得で、その機会を一生に一度のものと心得て主客共に互いに誠意を尽くしましょうということのようです。
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