会場はホテルの東南方向徒歩10分圏内にあります。
この場所(ホテルの南側にある神田川沿い南岸にあたる柳原土手周辺)は、江戸時代 土手に沿って古着屋さんが露店を出し、多くの賑わいをみせていたそうで、明治時代になると、「岩本町古着市場」という大きな市場が開設され、多いときには400軒もの古着屋さんがあったとのことです。
しかし、関東大震災で大きな被害を受け この地区の露店は取り払われてしまいました。
昭和に入ると、売る商品も着物から洋服へ移り、それも安い既製品が出回るようになりました。第二次大戦後、一面焼け野原になったそうですが、それでもこの地域は洋服の一大生産地となるまでに発展し、紳士服や婦人服の製造を手がける繊維メーカーが数多く集積することとなりました。その名残で現在も繊維業関係する会社がいくつも見られます。
そして このエリアから生産された洋服は全国の百貨店や専門店のショーウインドーを飾っていたそうです。
さて、今に続く「ファミリーバザール」の起源はというと 大量生産のもと一部流行遅れの品物や規格外れの商品が数多く出回るようになったため、それらを格安の値段で提供しはじめたのがきっかけのようで、当初は 岩本町で働く方々やご家族などを対象とした小規模なバザールだったのですが、「いい商品が安く買える」という噂がまたたく間に広がり 参加店舗は現在170ほどを数えるまでになっています。
衣類をはじめ 靴やバッグなどが道端に並べられておりましたので、のんびりと商品を見ながら購入するのにはうってつけでした。
期日
今年は5月27日(金)~29日(日)、6月3日(金)~5日(日)
★アクセス
ホテルを右手に出られて書店の書泉さんを右に折れ、昭和通りを南下し 和泉橋南交差点で昭和通りを横切るとそこが 西北端にあたります。
西北端は和泉橋南~東北端は美倉橋南(東西約350m)
西南端は岩本町駅~南東端は東神田 南北の店舗は大門通りをはじめとする比較的太い通りに多く店舗が点在します。(南北約100m)