9/22例大祭が行われました。このお祭りは六代将軍・徳川家宣公が幕制により同神社の祭礼を定めたことがその起源とされます。正徳4年に、江戸全町より山車を出し、俗に"天下祭"と呼ばれる壮大な祭礼を執行したといわれております。
同じ格である日枝神社の「山王祭」、神田神社の「神田祭」と合わせ、"江戸の三大祭り"と称されてます。
さて、根津神社は今から千九百年余の昔、日本武尊が千駄木の地に創祀したと伝えられる古社で、文明年間には太田道灌公が社殿を奉建されております。なお 権現造りの本殿などは国の重要文化財にも指定されております。
明治時代になるまで江戸で「権現様」といえば、この「根津神社」のことだったようで、大火や関東大震災、戦災もくぐり抜け、社は徳川綱吉公が造営したものが残っているということ。水の神スサノオを主祭神に持つ神社 でもあるのもうなずけますね。
また、様々な文豪の作品の中にも登場する場所で 絵にもなりますね。特に境内にある、「乙女稲荷神社」は 真っ赤な鳥居が ずらっと並んでおり 人がすれ違うのも難しいほどの幅ではあるのですが、本数を数えるだけでも骨が折れますよ~
季節が合えば 境内には3,000株のつつじが植えられているので そちらをご覧になるのもいいですよ。
根津は「谷根千」と呼ばれるエリアにあるので、谷中や千駄木とともに下町の風情が残る街をゆっくりと散策してはいかがでしょうか。