2013年9月30日
船橋屋亀戸天神前本店
こちらは東京の下町情緒が残る亀戸三丁目にあり、店名のとおり 亀戸天神様近くの大きな道路沿い(蔵前橋通り沿い)にある目立つ場所に店舗です。
敷地内には藤棚があり 藤の季節なら それを見るのも楽しみの一つとなることなのでしょうが 時期も時期なので 今回は甘味を堪能することに・・と
こちらのお店は、江戸時代1805年の創業であり、昔は下総国は良質な小麦の産地だったようで湯で練った小麦澱粉をせいろで蒸し、黒蜜きな粉をかけたお餅を作っていたらしいです。
また こちらのお店は さまざまな小説にも登場することでも有名で 芥川龍之介氏、永井荷風氏、吉川英治氏など 著名な方々も足を運ばれていたようです。
その証拠に船橋屋さんの看板は、吉川英治氏が書いたものらしく 欅の看板も見ることができます。店内は天井が高い風情ある家屋の空間とでもいいましょうか いい感じを醸し出しておりました。
もちろん店頭で手土産として買って行かれる方も多かったのですが、時間があるなら やはり店内で食したいものですね。
今回オーダーしたのは 「くずもち」と「あんみつ」です。
前者は 丁寧に蒸し上げられた感があるので くずもちの歯ごたえが食欲をそそります。
そして沖縄産の黒糖蜜と きな粉を加える事によって よりいっそう味も引き立つ感じがします。
後者のあんみつは 寒天に 伊豆七島産中心とした天草を用いていて、富良野産の赤えんどう豆を使うというこだわりがあり しつこくないので私好みでした。
くずもちも あんみつも どちらも日本茶にあう味で上品ですが 価格も高過ぎず お手頃で 見かけより敷居は低く比較的い入りやすいお店でしたよ～。
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