2014年10月8日
世の中に幸も不幸もない。捉え方が違うだけだ、
とはシェイクスピアの言葉ですが、それはさておくとしても、
顧みて今年の夏は忙しかったと思います。
かの夏の私用、公用含めた時の刻む勢いの速さといったら、
いやはや筆につくしがたいものでした。
理由や原因はままありましたが、いずれも理不尽というよりかは、
なかば諦めに近いものであったということが
より一層私の肩を重くする原因であったように思えるのですが、
まぁいずれにせよ理由などは当人以外にとっては些細なものです。
それほどに早く時が過ぎたというのは充実していたからだとは、
よくよくいわれることではありますが、
充実していて「良かった」かどうか、はまた別の話。
正直、私の20数回目の夏はいずこへ去っていってしまったのだろうかと、
喪失感を禁じえません。
人生が仮に80回の年の刻みだとすれば、
過ぎさる夏の数も80回ということですから。
その夏の1つが今年も私を抜き去る様に去ってしまったこと、
既に全行程の4分の1を超過したこと、そら恐ろしい気分にもなります。
ただ、冒頭の至言にあったとおりあまり悲観的でもいけませんから、このくらいで。
そういった次第でこんにちを迎え、
かくして昨日と今日の区別もなく日々が過ぎ、
気づいた時には秋の頭がみえはじめていたのです。
そうしてふと思うのは夏の残り香。
はて、セミの声はきこえてきただろうか、と。
郷愁を感じるほどに年はとっていませんが、落ち着く日々も久しく恋しい。
寧日の日はいまだ遠いようです。
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